どんな研究室? What are the lab's features?
ランドスケープの視点が学べます
私たちが住まう都市・地域をランドスケープの視点で評価分析し、計画・デザインの分野で実践するための知識や考え方、モノの見方などを学ぶことができる研究室です。「ランドスケープの視点」とは、気候、地形、生態系、地理経済、生業・生活、文化、イデオロギーなどの様々な事象の関係性の現れとして都市・地域を捉える視点です。本研究室では、都市・地域の課題を「関係性のもつれ」として捉え、よりよい関係性を構築するためのビジョンと実現策を空間とプログラムの両面から示すことを目指します。その過程では必然的に人間活動と自然環境の調和が意図されることになります。
いろいろな分野からメンバーが集まっています
私たちの研究の拠り所となる中核的なディシプリンは、都市・地域計画学(Urban and Regional Planning)と造園学(Landscape Architecture)ですが、上記のようにランドスケープの視点はそれ以上の学際性を求めるため、土木、建築、公共政策、地理学、生態学、植物学、森林科学、経済学など、さまざまな分野から学生が集まっています。
入口が3つあります
農学部緑地環境学専修から学部生を、大学院生は新領域創成科学研究科自然環境学専攻、および同研究科サステイナビリティ学教育プログラムから受け入れています。入試で求められる知識がそれぞれ異なるため、必然的にメンバー構成が多様になっています。
毎週、対面のゼミを行っています
毎週火曜日に研究進捗ゼミを行い、定期的にメンバー全員が顔を合わせるようにしています。ゼミは日本語/英語の両言語で開催し、個々人の研究をブラッシュアップするほか、プレゼンやディスカッションの修練の場にもなっています。ゼミ以外にも、メンバーどうしの交流を目的として、都市やランドスケープに関わるメディア鑑賞や、研究室メンバー出身地の食文化を味わうためのポットラック(持ち寄り)形式の飲食会などを不定期で開催しています。
まちあるきや計画・デザインの実践的活動を行います
年に一度の研究室旅行では毎年異なる都市・地域を選び、まちあるきを行っています。大学院のフィールド演習では、庭園・公園やその他さまざまなオープンスペース・緑地をめぐり、その成立背景、計画・デザイン上の特徴などを学ぶものも用意されているほか、建築・都市・ランドスケープに関わるデザインを学び、まちづくりの実践を行うスタジオ科目(IEDP:環境デザイン統合教育プログラム)も受講できます。
どんな人が向いている?
都市・地域・ランドスケープに関する興味関心と問題意識をもっており、専門的に学ぶことを厭わないことが絶対条件です。フットワークが軽く、いろいろな人と話すことが好きな人、植物や生き物が好きな人、地域の歴史や文化に興味がある人、計画やデザインの専門性を高めたい人などはとくに向いていると思います。我こそはと思う方はぜひ一度研究室訪問にお越しいただき、「このようなことがやりたい」という想いを教えてください。
(2025.04.04 内容更新)





